弥 空
先人のことだまを書に

01.光にうたれて花がうまれた
(八木重吉の詩)

02.自分が立っている所を深く掘れ
そこからきっと泉が湧きでる
(高山樗牛のことば)

03.不断の覚醒
山は動かざれども海は常に動けり
動かざるのは眠の如く死の如し
しかも海は動けり常に動けり
これ不断の覚醒なり
不朽の自由なり
(石川啄木の詩)

04. 劫初より作りいとなむ殿堂に
われも黄金の釘一つ打つ
(与謝野晶子の歌)

05.つぶらな青い牛の眼に何やら見える
匂いと光につつまれて 何やらわらふ
(新美南吉の詩)

06.祝婚歌
二人が睦まじくいるためには
愚かでいるほうがいい
立派すぎないほうがいい
立派すぎることは
長持ちしないことだと気付いているほうがいい
完璧をめざさないほうがいい
完璧なんて不自然なことだと
うそぶいているほうがいい
二人のうちどちらかが
ふざけているほうがいい
ずっこけているほうがいい
互いに非難することがあっても
非難できる資格が自分にあったかどうか
あとで
疑わしくなるほうがいい
正しいことを言うときは
少しひかえめにするほうがいい
正しいことを言うときは
相手を傷つけやすいものだと
気付いているほうがいい
立派でありたいとか
正しくありたいとかいう
無理な緊張には
色目を使わず
ゆったり ゆたかに
光を浴びているほうがいい
健康で 風に吹かれながら
生きていることのなつかしさに
ふと 胸が熱くなる
そんな日があってもいい
そして
なぜ胸が熱くなるのか
黙っていても
二人にはわかるのであってほしい
(吉野弘の詩)

07.自分の生きる人生を愛せ
自分の愛する人生を生きろ
(ボブ・マーリーのことば)

08.つみかさねの上に咲く花
つみかさねの果てに熟する実
それは美しく尊く真の光を放つ
(坂村真民の詩)

09.非常に不運な状況でも
私はたいてい穏やかなまま心の平和を保っています
これはとても役に立つことだと思います
寛容や忍耐を弱さのしるしと考えてはいけません
私はそれを強さのしるしだと考えています
(ダライラマ14世のことば)

10.あたたかい白い飯が在る(山頭火の句)